活字スタンプ用スタンドの治具
やっぱり刻印って楽しい!ようやく治具が完成しました。
それでは今日のブログはいつもより2割増し程度まじめです(笑)
五助屋レザーさんで販売しているメタルスタンプホルダーです。
オークションなどで入手可能なメタルスタンプを詰めあわせて名前などの刻印を可能にするとてもメリットの大きい工具ですが、単体での自立が出来ないのがデメリットです。
個人的にネジとアクリルブロックの間に革を1枚挟んでメタルスタンプを固定しています。こうすることでアクリルブロックが傷ついたり凹んだりせずにいつまでも使えます。また文字数によっては付属する3つのアクリルブロックだけでは足りない場合にエクステンションとしても活躍します。
製品詳細は下記リンクからどうぞ。
【メタルスタンプホルダー】
http://gosukeya.thebase.in/items/7678376
こちらはさんた屋さんで販売されているメタルスタンプを自立させるためのスタンドです。
スタンドに印刷されている格子状のメモリや▲マークはメタルスタンプの位置合わせに役立ちます。何よりこの単なる輪ゴムがあることによってメタルスタンプホルダーが真っ直ぐ自立するのが凄いアイデアだと思います。ぜひメタルスタンプホルダーと一緒に使用したい物です。
デメリットとしては革の上を滑ってしまうことです。せっかく位置を合わせても少しの振動でズレてしまいます。
製品詳細は下記リンクからどうぞ。
【活字スタンプ用スタンド】
https://factorysanta.thebase.in/items/15189413
上記のデメリットを解消させるためJCHのメタルスタンプ用治具を作りました。JCH以外には使えないのがデメリットです(笑)
ただ活字スタンプ用スタンドの長辺をしっかり固定させられれば良いので、他の作品用の治具作りは簡単に出来ます。木工が出来れば良いけれど床革でも十分な物が作れます。床革は安いし加工も簡単なので2mmの半裁があれば良いと思います。
早速1枚革に対してスタンピングを実施。活字スタンプ用スタンドがしっかり固定されているのでプレス機(もちろんALLー2000♪)にセットする際に振動が加わっても全くズレません。ズレてたら1から作り直しなので泣けますが。
続いて張り合わせた革に対してスタンピングを実施。
スタンプの結果がこちら。
縦横の位置に関してバッチリです。でも新たな課題を発見。これは治具うんぬんではなくメタルスタンプに対しての力の位置と圧力なので、そこはALLー2000との相談ですね。
メタルスタンプはとても柔らかいのでALLー2000でグンと力をかけると簡単に曲がるか折れてしまうので、スタンピングしたら力をかける位置を調整してまたスタンピングをすれば良いかなと思います。
難しいのはルガトショルダーなど吟面が硬く水を吸わない革への刻印ですね。革が伸びることを考慮して革を貼り合わせてからの刻印を考えているので新たな課題かな…。
さて、いい加減JCHのcode REDを完成させないとなぁ…治具作りは完成したし。