メシテロ
今夜は懐石で労をねぎらい。
まずは付きだしのフカヒレを炊いたもの。敷いてある茄子との相性がよいけど、これが付きだしとは…舐めてかかれない。
続いては水貝。調理前まで活きていたアワビを海水と同じくらいの塩水につけた洗い。酢味噌の塩梅がよく、レモンとアワビを一緒に酢味噌で食べると黙るしかない美味しさ。何よりアワビの器が素晴らしく、この器の作者は既にお亡くなりになっていて二度とは作れないらしい。
お造りです。シマアジ、鯛、エビ。醤油は自家製の土佐醤油だそうです。甘めの醤油に仕上げてあり刺身にぴったり。確か、九州の刺身醤油が甘いと教えてもらったことがあったなぁ…。
続いて八寸。左上のは揚げ物だったので先に食べてしまいました。左上から順に、とうもろこしと枝豆の揚げ物、ゴリを甘く揚げたもの、フルーツトマトと豆腐の味噌漬け、あなごの煮こごり、ジュンサイ、いちじくのゴマソース、鴨ロース、タコと何とか、かるかんのパプリカソース。うん、もう細かく覚えてない!(笑)
ハモとゴボウの揚げ物。もうこのあたりになってくると「美味しい」のみ。だって日本酒で酔っ払ってるから…。でもハモの季節に間に合ってよかった♪
春菊、エノキ、しいたけの牛しゃぶ。牛肉を63度のお湯で1分しゃぶしゃぶして、具材を巻いたもの。付属のタレも自家製で10種類の材料を使っていると。ピリッとして美味しいタレでした。
炊き合わせは、冬瓜と南瓜と牛タンと何だっけ。もうこの辺までくると、お腹もいっぱい、酔いも万歳。つまんでは日本酒をちびちび流している状態。
織部の釜で炊いたごはん。新れんこん、枝豆、釜揚げしらす、枝豆が入っていて、調味料は醤油のみ。毎回、この土鍋ご飯が最大の楽しみで、楽しみで。残念なのは量が多いから鯛茶漬けを頼めないこと…。
そんなこんなでデザートは別腹。フルーツゼリーにサバイオーネソースを敷いたものと、マンゴープリン。全て自家製だそうです。フルーツゼリーのメインはスイカでした。
そして最後に水ようかん。口の中に入れるとすぐにフワッと消えてしまう感じなのに、お皿の上では角が立ってる…不思議な水ようかんでした。
そして、ここからは料理に合わせた日本酒です。名無しの久保田、黒龍のしずくなどなど、珍しい日本酒だらけでした。今回、一番美味しかったというか好みだったのは「手取川」でした。少し甘めだけど、くどくどまとわりつかずに下戸でも飲めました。